バルセロナ旅行記24日目(2007・6・3)~サグラダ・ファミリア聖堂~ バルセロナに行ったら是非訪れておきたいのがサグラダ・ファミリア聖堂です。 ガウディの未完の代表作、そしてバルセロナの象徴として世界に知られる聖堂で、着工から120年を経過した今なお建設途中です。 現在シンボルとなっている12使徒を表す鐘楼(塔)をはじめ、教会全体でキリストの生涯を表しています。 塔の下には建設過程や模型を展示した博物館もあり、いろんな部分にそれぞれ意味があることをわかりやすく説明していました。 鐘楼にのぼることができるエレベーターは手前と奥の2基あります。 サグラダ・ファミリア聖堂の入場料とは別途エレベーター代を1人につき2ユーロ、エレベーターの中で支払います。 聖堂の入場は比較的スムーズですが、このエレベーターが狭いので30分は並ぶのを覚悟で行ったほうがいいです。 ツアーバスが着いた後などのタイミングでは1時間待ちの時もあるので、個人で訪問する場合は午前中がオススメです。 並んでいる時でも中のステンドグラスなどをボーっと眺めていると、なんとなく落ち着いた気分になれます。 鐘楼からの眺めは絶景で、遠くの地中海やカタルーニャ美術館からすぐ隣の鐘楼の先っぽまで見ることができ、とてもいい気分になれます。 下りは階段でおりることができるので、ぐるぐる渦巻き状の階段を下を見ながらおりると楽しいです~ ~カサ・ミラ & カサ・バトリョ~ 数々の住居建築を手がけたガウディですが、グエルの依頼によって改増築したという有名なグエル邸は改装休館中で見ることができませんでした。 今年の初めには終わる予定だったのに、かなり長引いているようですね~ 仕方がないので、今回はグラシア通りにある「カサ・ミラ」と「カサ・バトリョ」に行ってきました。 カサ・ミラは市民にはラ・ペドレラ(石切り場)と呼ばれて親しまれているガウディの代表作で、バルセロナの名所のひとつです。 世界遺産にも登録されている集合住宅で、建築主はガウディと同郷のロサリオ・セヒモンです。 繊維会社を経営し国会議員でもあったペレ・ミラと結婚、夫婦ともガウディの崇拝者でした。 この建築は「山」がテーマで、屋上の階段の出口や換気塔、煙突などは山の尾根から突き出た峰々を表しています。 その不思議な形をした煙突の間からは、サグラダ・ファミリア聖堂の姿も見ることができます。 最上階は博物館となっていて、ガウディ作品に関する資料や模型などが展示されています。 カサ・バトリョはグエル家と同じく繊維業界のブルジョアであったバトリョの依頼でガウディが改築しました。 バトリョはカサ・ミラのオーナーであるペレ・ミラのすすめで、1877年に建てられた建物の増改築をガウディに依頼したのだそうです。 この建築は「海」がテーマで、外観は色ガラスの破片と円形タイルで覆われています。 建物の正面が海面とすれば、内部は海面の下であり、海底や海底洞窟がイメージされています。 どちらもすばらしい建築物なので文句は言えませんが、入場料はハッキリ言ってお高いです。 まだ聖堂(教会)や美術館は仕方ないとして、ブルジョアのお宅拝見の方が入場料が高いというのはどうもナットクいきません。 繊細な建築物だけに維持費がかかるのでしょうか… カサ・バトリョの16ユーロにはちょっとビックリですが、たしかに見応えはあったので、ここはケチケチせずにじっくりお宅訪問すべきなのかナ!? ~ランブラス通り~ 地下鉄3号線のドラサーネス・リセウ・カタルーニャの3駅を結ぶのがランブラス通りです。 終点のカタルーニャには「カタルーニャ広場」があり、その隣にはスペインを代表するデパート「エル・コルテ・イングレス」があります。 ここではデパ地下グルメを楽しむこともできるし、洋服やおもちゃ、おみやげ、化粧品などなんでも揃っているので便利です。 ここからドラサーネスまでは1本道で、道路を挟んだ両脇にはいろんなショップが建ち並んでいます。 中央分離帯も遊歩道になっていて、おみやげ屋さん、ペットショップ、花屋さんなどがたくさんありました。 特におもしろいのがペットショップで5件ほど似たようなのが続いていて、イグアナやカメ、ハムスター、うさぎ、鳥などを売っています。 この道はショップだけでなく、いろんな仮装をした大道芸人がたくさんいました。 とても凝った仮装で、見ているだけで楽しかったです。 また途中に、地元では「ラ・ボケリア」の名で親しまれている「サン・ジョセップ市場」の入り口もあるので、市場をのぞいてみるのもおもしろいと思います。 いろいろ見て歩いていると2駅なんてすぐで、反対の終点のドラサーネスに到着。 目の前に「コロンブスの塔」が見え、もう海です。 塔の上にはコロンブスの像があり、新大陸の方角を指さしています。 塔の展望台には2ユーロほどで上がることができ、サグラダ・ファミリア聖堂や地中海を眺めることができます。 展望台といっても超狭く、人と人がすれ違うことも難しいカンジで、20歩ほどで一周できてしまいます。 これだけ狭いのに、上まで上れるようにエレベーターを設置し、よく展望台を作ったものだなぁと逆に感動してしまいました。 塔の近くには遊覧船の乗り場などもあり、海の上に架けられた遊歩道ランブラ・ダ・マールを渡るとポルト・ベイで、水族館や映画館、ショッピングセンターがありました~ 5日目へつづく ジャンル別一覧
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